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行政書士とロジカルシンキング⑮

行政書士とロジカルシンキング⑮
私たち人間は複雑な事柄を扱えません。ですから、いろいろな考えがでるとわけがわからなくなってしまう。
そこで、分けることが重要になってくる。分けるときは「2つ」である。二項対立での図式で分けるのが、最もシンプルである。
二項対立の図式と言えば、漢字の二次熟語である漢字の二次フレームワークを使うのである。例えば「自他」「増減」というふうに。
そうれば、物事を両面から見ることができ、バランスよく思考できるのである。ただし、「二項対立の罠」にはまってしまう場合があるので注意が必要である。第3の考え方があるにもかかわず
それが許されないと錯覚してしまうのである。
分け方の定石は大分類、中分類、小分類と階層構造を作って分けることだ。階層で分けると「ツリー」構造が出来上がる。
ロジカルシンキングの定番ツリーは、「ロジックツリー」である。具体的には、ツリーのトップに自分の主張を掲げる。次になぜそう言えるのか。最後に主な理由を挙げるのである。
他に集めた事実を列挙ツリーの末端に列挙して「そこから何が言えるのか」を考えて小結論とする方法もある。
ツリーは、要因分析、仮説立案、方策検討などでも使えるツール
である。
さらに、ツールを作成するに当たっては
①モレやダブリがないか確認する
②レベルの違う話をまぜない
などに注意を払うことが必要である。