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行政書士とロジカルシンキング⑧

行政書士とロジカルシンキング⑧
思考方法はその背景が変われば意味がかわるのである。
例えば、「優秀な技術者が退職した」と事実の背景を「商品開発」とすれば、「競争力の低下」という意味が生まれる。同様に背景を「マネジメント」すれば「指導や育成の不足」となり、背景によって事実の持つ意味が低下するのである。
事実の背景としてよく使われるものに「人間」がある。誰の立場で考えるかによって事実の持つ意味が変わってくるのである。
さらに、真・善・美がそろって価値を生み出す。つまり、何に価値をおくのかによって、事実に対する評価や判断が変わるのである。
「何が真なのか」を理性を使って考えるのが「論理的」思考なのであるが、それを育むのは善・美なのである。つまり、実践的「論理思考」では知性、感情、意志を合わせた「知的総合力」なのだ!