行政書士と老じたく⑩
知的障害のある方の法定後見がなかなか進まない。
親御さんご元気なうちに「法定後見の申立」をすべきではないだろうか?
と言うのは、親御さんがなくなったときに、知的障害のある子供の法定後見の申立してくれる親戚がいない場合が想定されるからである。特に知的障害の子供が一人っ子の場合は、あまりつきあいのなかった親族が費用まで負担して法定後見の申立をしてくれるとは思えない。
市町村長による申立があるが、申立のできる四親等の親族をさがすのに時間がかかる。親が元気なうちに申立をしておくのが一番
よい方法ではないだろうか?
親が死亡して、兄弟や親族が財産管理を始めてしまうと、法定後見制度を利用することに反対する場合があるので、必ずしも
法定後見の申立をしてくれるとは限らない。
江尻 一夫行政書士事務所
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