江尻　一夫行政書士事務所

行政書士と第四次産業革命③
第四次産業革命の大きな特徴は、デジタル技術、人工知能、ロボティクス、インターネット・オブ・シングス（IoT）などの先端技術の統合である。具体的には、物理的なシステムとデジタル世界の融合による新たなビジネスモデルや価値創造が可能になるということである。
第４次産業革命の具体的な内容は次のとおりである。
①インターネットの普及とデータの重要性
第四次産業革命では、インターネットによる膨大なデータを活用しビジネスの意思決定の効率化、顧客サービスの向上図ることができる。
②データサイエンス
第四次産業革命では、大量のデータの収集・整理・分析・可視化を行い、価値ある情報を抽出することを目的としたデータサイエンスが必須となる。
③自動化とロボット技術
第四次産業革命では、自動化やロボット技術進歩による労働力の削減や生産性の向上が期待されている。
④スマートファクトリーとIoT
第四次産業革命は、IoTデバイスによる工場のデジタル化である。すなわち、製造ラインや設備とつながることによるリアルタイムのデータ収集や遠隔監視、自己診断などが可能になり、省力化が進展し労働力不足解消に貢献できる。
⑤デジタルプラットホーム
インターネットを活用したデジタルプラットホーム構築により、ユーザーや企業が効率的に商品やサービス、情報、コンテンツを交換し合うことができる。
⑥エコシステム
企業や組織、個人が相互に依存し合いながら、価値を創造し、共有することができる。
⑦ブロックチェーンの登場
ブロックチェーンは、第四次産業革命において重要な技術である。
ブロックチェーン技術はネットワークに接続している複数のコンピュータがデータの改ざんを検出することができる技術。中央管理者が存在しないため金融取引など分散型の組織形成に欠かせない。
少子高齢化が進展している日本にとって第四次産業革命は救世主になるかもしれない。
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