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行政書士とサイバー攻撃⑭

行政書士とサイバー攻撃⑭
ウクライナ戦争において、アメリカはロシアのネットワークに対してサイバー攻撃を行ったらしい。
バイデン大統領はロシアとの第三次大戦が勃発する恐れがあるため、米軍は直接的関与はしないと明言している。
米国ポール・ナカソネサイバーコマンド司令官はイギリスニュース社の
インタビューで米国はウクライナ支援の一環でサイバー攻撃を行ったことを認めている。
攻撃的なサイバー攻撃の中身についての詳細については明らかにしなかったが、ロシア、中国の大きな反発を引きおこしたことは言うまでもない。
アメリカがロシアに対して行ったサイバー攻撃は、
「ITシステムのロックアウト」だった。ウクライナに対するサイバー攻撃に使われているITシステムの管理者用ユーザー名およびパスワードを見つけ、当該システムに侵入し、パスワードを変えてITシステムのロックアウトを行った。
ITシステムのロックアウトならば妨害効果はあるが、システムに害は及ぼしてはいない。
突飛な想定にはなるが日本の行政書士(情報報処理安全確保支援士有資格者)が自衛隊で訓練受けた後、日本政府の認証を得て、敵国の「ITシステムのロックアウト」することは可能なのだろうか?技術的には可能であると私は思うが、法律上の問題があり、現実的には不可能だろう。当然、日本政府の高度な政治判断が求められるはずだ。日本政府には無理だろう。
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