行政書士と多文化共生⑮
「やさしい日本語」の例を挙げる。
「津波を避けるために、高台に避難してください。」を「やさしい日本語」で表現すると
「津波が来ます。高いところににげてください」となる。
「高台」と「避難」は外国人には難しい単語なのである。
そこで、「高台」は高いところ、「避難」は逃げるというふうに表現を易しくするのである。
やさしい日本語の法則であるが
①ハサミの法則
・明瞭な論理と発音で話す。(はっきり話す。→ハ)
・あいまいな表現はしない。(最後まで話す。→サ)
・短く話す。(ミ)
②ワセダの法則
・分けて言う。(ワ)
朝起きたら新聞を読みます→朝起きます。新聞を読みます。
・整理して言う。(セ)
私には教師している弟がいます。→私には弟がいます。弟は教師をしています。
・大胆に言う。(ダ)
敬語をつかわず「です・ます・ください」のように話す。
漢字の言葉を避けて、訓読みの和語にする。
人を招集する。→人を集める。
匂いを消臭する。→匂いを消す。
といったやさしい日本語のための法則を理解して話すことが
「やさしい日本語」なのである。
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