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行政書士と多文化共生⑩

行政書士と多文化共生⑩
司法通訳には課題がある。
まず、司法通訳には資格制度がないことである。司法通訳人には身分保障、経済的保障がない。
米国では、連邦法定通訳人法が制定されている。その結果、司法通訳人が職業として認められている。
次の課題は、法律的知識の問題である。「殺人」と「過失致死」
「確定的故意」と「未必の故意」さらには、刑事訴訟法などの
刑事法の知識は不可欠であるが、現状では法律知識習得のシステムは確立していない。
最後に、捜査機関及び裁判所は通訳人に対する理解及び評価が
十分でない。