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行政書士と税法⑩

行政書士と税金⑩
複数の税(タックスミックス)でなく、直接税中心であると、景気が悪いときは税収が下がるという欠点がある。
所得課税や資産課税は「垂直的公平」(負担能力の高い者には多く負担してもらう)、消費税は「水平的公平」(能力が同じ者には等しく負担してもらう)を図ることができるという長所がある。
タックスミックスを採用すれば、景気に左右されることがなく税収が安定する。
所得課税である法人税につては、国際的な観点から、諸外国の法人税率に合わせるために減税が行われる。法人税が減税されれば、「トリクル・ダウン」(雇用が促進され、消費が上向く)効果があるが、必要な税収が確保できなくなり、公共サービス水準が低下するという問題もある。