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行政書士とweb3.0⑩

行政書士とweb3.0⑩
ブロックチェーンシステムを流れるデジタルデータを識別できたら、そのデジタルデータの所有者がわかる。ブロックチェーン技術でNFTと呼ばれる技術は、デジタルデータに識別符号(非代替性トークンID)をつけることができる。つまり、デジタルデータの所有者がわかれば、経済取引に利用できるというわけである。
NFT技術を活用することによって、ブロックチェーン上で取引ができるのである。NFT技術が注目されている背景に世界の金余り状況がある。
 つまり、投資先が求められたわけでである。ペイパルに暗号資産ビットコインが使用できるようになったため、暗号資産への投資が身近になり、アーティスト達がNFT技術を利用して自分の作品を次々と販売するようになり、NFTが注目されるようになった。
簡単に言えば暗号資産が身近になったせいでNFT技術が急速に進展したという背景がある。
ご存知の方もいるかもしれないが、twitter創業者の最初のつぶやきが3億円もの値がついた。希少価値のあるデジタルデータが資産として価値を持つようになっため、従来の「デジタルデータは無料」という認識に変化が生じたわけである。
簡単に言えば、デジタルデータをCDやDVDで販売する必要がなくなった。このことは、デジタルデータの販売におけるお金のやりとりがNFTという技術を活用してブロックチェーン上でできるようになったということを意味する。
NFT技術によって、クリエータ達が生み出したデジタルコンテツがインターネットプラットフォーマー(web2.0の世界)からクリエータの手(web3.0の世界)に移ったということになる。世界経済の大展開が始まったのである。このことは世界経済にとって大変、意義のあることである。