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行政書士と半導体①

政書士と半導体①
ロシアのウクライナ侵攻により、半導体の需要が逼迫している。半導体不足で業製品が製造できなくなるような事態にもなってしまった。
 かつての世界の半導体生産王国であった日本も高度な集積回路の半導体を製造できなくなってしまった。この半導体の回路設計(集積回路)に行政書士が深く関わっていることをご存じだろうか?
 実は、設計した集積回路には、「知的財産権」が発生するのである。
 つまり、回路配置利用権の設定登録の許可申請を経済産業大臣に行って「知的財産権」を保護しなければならないのである。
 回路配置利用権の設定登録が許可されると特許のように他人の無断の回路の使用を止めさせることできるのである。
 半導体集積回路は「産業のコメ」とし、現在ではあらゆる産業に使用されているので、回路配置利用権が保護されないと、日本の産業にとっては大きな痛手となる。
 行政書士は、この国家にとって非常に重要な半導体集積利用権関わる回路配置利用権設定登録の許可申請を行うことができる。
 理系出身の行政書士は意外と多い。理系の行政書士はこのニッチ業務の回路配置利用権設定登録の許可申請に挑戦してみたらどうだろうか?

2022/8/1