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行政書士と災害③ー12訓練

政書士と災害③ー12
 防災計画を作成したら、実際に防災計画が有効かどうか確認するために、訓練を行って計画に問題点がないか確認すべきである。
訓練であるが
【計画案の検証】
■作成した計画を地区の皆さんで共有すべきである。不測の事態に備えるため、地区での防災訓練は重要である。
○地区の課題や状況を踏まえて、地区主体の訓練を行う。
○計画的な防災訓練の開催することも重要だ。
■防災訓練における実施内容
①避難広報・伝達訓練
⇒消防団等による車両広報のほか、地区内の無線等を通じて避難
を呼びかける。また、土砂災害警戒区域では緊急連絡網を使った電話や呼びかけの訓練なども必要だろう。
②避難者受付・避難所開設訓練
防災訓練の参加者に対する受付けを行い、避難者名簿を作成する。また、体育館のシートやパーテーション、簡易トイレ、投光器など、実際に防災資機材を使って行うべきだ。
③避難実動訓練
台風や地震、津波、土砂崩れ等の発生を想定し、地区内の無線や
防災メールなどを合図に最寄りの避難所などへ実際に避難する訓練を行う。避難時の課題やルートの検証等にも役立つ。
④災害図上訓練(DIG)
地区の図面(白図)を使い、参加者どうしで話し合いながら地区
内の状況などを確認しあう。
⑤避難所運営ゲーム(HUG)
テーブルゲーム型の訓練。避難所での出来事を書いたカードを使い、非常時の判断力などを培う。
⑥炊き出し訓練
市外では地区の芋煮会を炊出し訓練に替え、他のイベントと併
せて行っているところもある。ライフラインが使えない場合の訓練なども必要だ。
⑦その他の訓練
初期消火訓練やAEDを用いた救急救命訓練から、水道が途絶し
た場合を想定した紙食器づくり等さまざまな訓練がある。

2022/7/29