政書士とデータサイエンティスト⑨
メンデルの遺伝法則が確率的に理解できるようになったことを契機に、統計学に確率論が含まれることになった。
統計に確率論が含まれる数理統計学がイギリスの集団遺伝学者フィッシャーによって確立された。フィッシャーは正規分布などの数式で表される確率分布を用いてデータのバラツキを「統計学モデル」により定式化した。
「統計学モデル」とは、データに合うようにパラメーターを求める統計学的手法である。
データにあうようにパラメータを選ぶことを、統計学では「推定」と呼ばれる。いわゆる、「統計学検定」と呼ばれるパラメターがある値に等しいかどか、あるいは範囲に入るかどうかデータから決めるのである。
統計学の発展は、「実験計画法」、工業分野の品質管理における無作為化比較試験に応用されることになったのである。
最近では、計算機の発展により、複雑な「統計学的モデル」さまざまな分野で使われるようになっている。
つまり、データサイエンティストの仕事は「統計学モデル」を作成し実際の事例に適用することなのである。
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