行政書士と会計記帳
会計記帳には、月末総括集計表の作成という面倒な作業がある。
月末には、帳簿に記載されている事項と納品書や請求書、領収書などの原始記録を照合して、記載誤りや記載漏れがないかどうかをよく確かめた上で、各帳簿の各欄ごとに、その月の合計と年初からその月までの累計を計算する作業がある。
こうすることにより、年末における整理(決算)が容易になる。
それから、消費税に関する記載も併せて行わなければならない。
消費税の記帳は、税込経理方式と税抜経理方式のいずれの方式を選択するか、簡易課税制度を選択するか否かでそれぞれ異なるので注意が必要である。
なお、軽減税率の対象となる取引がある場合は、税率ごとに区分して記帳するなどの経理(区分経理)を行う必要がある。
簡易課税記帳でも結構面倒なので一般課税の場合はなおさらだろう。
会計記帳は安易にできる業務ではなのだ。
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