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行政書士と会計記帳15

行政書士と会計記帳15
簡易会計記帳の手始めとして、現金出納帳の記載のしかたであるが
 最初の行の「摘要」欄に「前年より繰越」と記載して、前年末の現金(他から受け取った小切手や普通為替証書も現金として取り扱います。)の在高を「現金残高」欄に、次の記載例のように記載します。
 年の途中で開業した場合は、最初の行の「摘要」欄に「元入金」と記載して、開業時に事業用資金とした現金の金額を「現金残高」欄に記載します。
 現金による売上は、て一取引ごとに、相手方の名称、品名、数量及び単価を「摘要」欄に、金額を「現金売上」欄に記載する。
ポイントであるが
 • 現金出納帳の記載は毎日行い、現金残高も必ず記載して、その日のうちに実際の現金と突き合わせることが大切。
行政書士と会計記帳15
• 事業用の現金と個人的な現金を区分する。
• 記帳の担当者、現金管理の担当者を決める。
• 他から受け取った小切手は現金として取り扱うが、自分が振り出した小切手は、当座預金の引き出しとなるので注意する。
• 預貯金の入金・出金に当たっては、預貯金の口座別に預金出納帳を作成し、取引順に記載する。
• 商品の返品などで代金を払い戻した場合には、摘要欄に返品と明記して、現金売上欄に赤書き(又は金額に△を付して)表示して記載する。
• 費用を支払った場合は、同時に経費帳の記載も忘れずに行う。

2022/4/18