行政書士とセキュリティ②
ファイアーウォールとは、PC内部を不正アクセスから守るインターネットシステムである。
winndowsPCを初めとして、大半のPCのOSに標準で登載されているが、高度な不正アクセスの技術を使うと、標準的なファイアウォールでは破られてしまう可能性もある。
スマホにはファイアウォールは標準搭載されていません。そのため、ファイアウォールを適用するためには専用のアプリをダウンロードする必要がある。
しかし、通常のスマホのOSにはファイアウォールを入れることができず、改造しなければならない。
スマホでは、ファイアウォールに似た機能をOSが持っている。そのため、常に最新のOSへアップデートすることが1番のセキュリティ対策である。
PC機器にはポートという通信の出入口があり、ポートの制御機能にファイアウォールに備わっている。ポートを制御する際、定められたポリシーに従ってアクセス要求を許可するか判断している。
このアクセス制御によって、必要な通信だけを通過させて、不正な通信はブロックできるのである。
インターネット環境とクライアントの間に存在する
ファイアウォールは、基本的にインターネット環境とクライアントの間に存在します。しかし、ファイアウォールの種類によって存在する位置が異なります。
個人用のPCに搭載されているファイアウォールは、PCとインターネット環境の間に存在しているが、企業が使う一般的なファイアウォールは、インターネット環境と社内ネットワークの間に存在するものもある。
いずれにせよ、内部環境と外部環境の間にファイアウォールがあることで、悪質な通信をブロックすることができるのである。
悪質な通信を防ぐファイアウォールですが、全ての脅威を防げるわけではない。
例えば、ソフトウェアを使用するときは、そのソフトウェアが利用する通信が接続可能となるが。この接続の際に、ファイアウォールは利用しているソフトウェアのポリシーを優先するため注意が必要である。
使用しているソフトウェアにセキュリティの脆弱性があれば、そこから攻撃を仕掛けられる。
つまり、インストールしているソフトウェアが多ければ、侵入経路が増え非常に危険です。このような場合は、ソフトウェアをアップデートして脆弱性が発生しないようにしなければならない。
また、余計なものはインストールしない方が良い。
ファイアウォールの種類によって仕組みや特徴が変わるため、違いを把握しておくことが大切です。ファイアウォールには大きく分けて「パケットフィルタリング型」「アプリケーションゲートウェイ型」「サーキットレベルゲートウェイ型」の3種類がある。
パケットフィルタリング型
パケットフィルタリング型は、ファイアウォールの主流。名前の通り、通信をフィルターにかけることで登録されていない通信を排除する。ファイアウォールを通る通信を1つずつ確認し、事前に指定したIPアドレスに一致しないパケットを破棄する。
このようにファイアウォールをフィルターとして扱い、怪しい通信をふるいにかける方法である。
アプリケーションゲートウェイ型
比較的新しいファイアウォールが、アプリケーションゲートウェイ型である。このタイプは近年増えている「なりすまし」対策ができる。
今までは通信先を指定することで不正アクセスを防御していた。一方、この方法は通信で使われたアクセスの詳細を確認するため、高い防御力があります。しかし、従来の方法よりも通信速度が落ちるデメリットがある。
サーキットレベルゲートウェイ型
サーキットレベルゲートウェイ型は、パケットフィルタリング型を進化させたファイアウォールある。
フィルタリングだけでなく、通信を許可するポート指定や制御を
行います。さらに、特定のシステムやソフトのみの通信を制御することが可能である。
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