行政書士とマイナンバーカード⑩
マイナンバーカードにセキュリテイの死角がないとは言えない。次のようなリスクが考えられる。
①マイナンバーカードの顔写真偽造。紛失または盗難にあった場合、マイナンバーカードの顔写真欄に偽の顔写真を貼り付けて本人になりすますことは不可能ではない。
本人なりすましにより、不正な行政手続きが行われてしまう可能性も否定できない。
②近年、総務省によると「マイナンバーカード」をきっかけにする詐欺が増加しているらしい。家族・警察官・弁護士・悪者などの役割をこなしつつ、ターゲットからキャッシュカードやクレジットカードをだまし取ったり、パスワードを聞き出したりするという手口である。
マイナンバーカードは、「マイナンバー法」により、高い安全性が保持されていため、悪用される危険性は低いと私は思う。
ただし、今後、①健康保険証としての活用や銀行口座との紐付
②利用者やサービスの拡大によりマイナンバーカードの偽造や詐欺などのリスクが懸念される。
江尻 一夫行政書士事務所
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