行政書士のこれから③
AI、超デジタル社会の到来により行政書士は大きく発想転換しなければならなくなった。発想転換は次の3つについて行われなければならないと私は思う。
①ネットワークの形成
②業務の多様化
③顧客と直接会って面談することを重視する。
①については、Twitterの「アンケート機能」よれば「行政書士が
連携を強化すべき他士業は司法書士であるという結果になった。次が税理士であった。
《司法書士と連携》
確かに、司法書士と行政書士の仕事は重なっている部分がある。一般の方には、どこまでが司法書士の仕事で、どこが行政書士の仕事かわかりにくい。そのような案件が持ち込まれたら、行政書士としてできるところは受け、司法書士でなければできないところは、司法書士と提携するとよい。
《税理士・社労士と連携》
中小企業と仕事をしていると、税務関係・社会保険業務に関して相談を受けることは多い。税理士や社労士と連携できれば、できない部分を依頼することができる。
②については、行政書士法の改正により、ハードルが低くなった「数名の行政書士よる行政法人設立」がある。行政書士法人設立によらずとも、より現実的なのは、マイクロソフトチームシステム等によるネット連携の選択肢がある。
③については、顧客は意外にも直接会う面談を望んでいるとい
うことである。ということは、依頼主は行政書士のキャラクターを重視しているのかもしれない。
最後にまとめると、AI,超デジタル社会を迎え行政書士は「業務特化」、「一人行政書士」という旧来の発想をネットワーク型、業務多様化型へと大きく転換する必要があるかもしれないと私は思う。言うは易く、行うは難しではあるが。
江尻 一夫行政書士事務所
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