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行政書士と電子署名⑤

行政書士と電子署名⑤
PDF書類への電子署名は無料のソフトAcrobatreaderを使用すれば簡単に作成できる。ただし、PDFの書類しか電子署名はできない。
やり方は
1.「ツール」→「証明書」→「電子署名」の順に選択
2.「ドラッグして新規署名ボックスを作成」をクリック
3.ダイアログボックス「証明済み文書として保存」が出たら「OK」をクリック
4.ドラッグで署名箇所を指定
5.デジタルIDを設定
6.ダイアログボックス「デジタルIDで署名」でIDを指定
7.デジタルID設定時のパスワードを入力
8.指示に従ってファイルを保存
5.」におけるIDの設定には、認証機関による発行などいくつか方法がある。
ここまでは、殆どの行政書士は経験があるはずだ。

しかし、電子署名されている文書の復元を行った経験のある行政書士はあまりいないのではないだろうか?
復元はそんなに難しくはない。
やり方は
1.文書作成者は文書から圧縮データを作成する
2.圧縮データを秘密鍵で暗号化する
3.圧縮データと文書本体を相手に送信する
4.受信者は「1.」と同様の操作で圧縮データを得る
5.「4.」とは別に、受信した圧縮データを公開鍵で復号し、圧縮データを得る
6.「4.」「5.」の圧縮データを比較する。

普通、電子署名文書を使って文書のやりとりはしないだろうが、セキュリティ面から言えば問題はないと言える。

2021/10/14