行政書士とコンサル思考術14
行政書士の仕事は、客に対する提案が業務の大半を占めるのではないかと思う。
行政書士として成功するためには、どれだけよい提案ができるかにかかっている。
提案の仕方であるが
まず、①事実 ②解釈 ③アクションこの3つをはっきりと区別する
ことが重要だ。
よくある失敗は①の事実のみを提案してしまうことである。自分なり
解釈とその解釈に基づいたアクションが必要なのだ。
こんな風に提案するとよいのではないだろうか
・空を見ていると雲がでている。(事実)
↓
・曇っているから、雨が降りそうだ。(解釈)
↓
・雨がふりそうだから、傘を持っていく。(アクション)
雲だけでは提案とは言えない。だから何なのか、さらに、解釈に基づい
たアクションが伴わなければ提案とならないのである。
次にやりがちな提案の仕方は、アクションのみを提案してしまうこと
である。アクションに対する根拠がない。アクションは1つだけではない
根拠を示すべきなのだ。複数あるアクションからなぜそれを選択した
かの根拠が必要なのだ。
提案の仕方で、最後の失敗は、事実と自分の意見とを区別しない
ことである。例えば、新聞で事例を見つけて提案しても、それは、あなた
の意見なのか、それとも新聞社の意見なのかと突っ込まれてしまう。
つまり、事実と意見をはっきりと区別して提案することが重要なのだ。
なにか提案のための文章を書くときは、(事実) (私の意見)
(推奨されるアクション)と見出しをつけるとよいかもしれない。
提案の仕方は以外と難しいのである。
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