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行政書士と簿記⑭

行政書士と簿記⑭
後払いがあれば、当然前払いある。前受金もある。

前払いとは商品売買においての手付金(内金)である。この場合の勘定項目は
前払い⇒「前払金」(資産)である。

例 商品100,000円を注文して内金10,000円を支払   
  った

借方科目   金額      貸方科目   金額
前払金   10,000円  現金   10,000円
 ↓              ↓
資産の増加         資産の減少
*商品を注文した段階では、仕入は計上しない。商品を受け取ったときに仕入を計上する。

例 商品100,000円を仕入れ、代金のうち100,000
  円は注文時に支払った内金で相殺し、残額90,000円は
  掛けとした。
                        資産の減少 
借方科目    金額     貸方科目  金額  ↑
仕入    100,000円 前払金  10,000円
               買掛金  90,000円 

         ↓             ↓
      資産の増加         負債の増加
商品の注文を受けたときに、手付金や内金を受け取ったときは、
「前受金」(負債)で処理する。

例 商品100,000円の注文を受け、その際内金として
  10,000円を受け取った。

借方科目  金額      貸方科目   金額
現金   100,000円  前受金   10,000円
 ↓              ↓
資産の増加         負債の増加

例 商品100,000円を売り上げ、代金のうち10,000
  円は注文時に受け取った内金と相殺し、残額90,000円
  は掛けとした。

借方科目   金額     貸方科目   金額
前受金   10,000円  売上  100,000円   
 ↓              ↓
負債の減少          収益の増加
売掛金   90,000円           
 ↓
資産の増加


2021/5/12