プロ社労士(助成金②(雇用調整補助金の闇))
雇用調整助成金の軸は
①休業
②教育訓練
③出向
いう3つである。東日本大震災以前は、「教育訓練」がメインであったが、現在のコロナ禍の状況では「休業」がメインになっている。教育訓練どころではないわけである。
コロナ禍が収まれば、おそらく、雇用調整助成金のメインは「教育訓練」戻るだろう。
問題は
①「教育訓練」であるが、以前と違って、受講者の増加に伴って
教育機関が公立から民間委託シフトしているため、教育レベル
著しく低下しているらしい。
教える側⇒金儲け
学ぶ側 ⇒助成金が貰えればいい。途中でやめてしまう人も多
い。
②助成金の窓口として助成金に群がるように独立行政法人が設立される。単なる助成金の窓口でしかない独立行政法人が設立されることもある。⇒不正の温床となる。会社単位で教育訓練を行っ
たほうが効率的ではないか?
③国が教育機関の審査を行わない。⇒窓口と称する独立行政法人
には人手をさくが、大切な
審査には人手をさかないと
いう矛盾がある。
「教育訓練」は未来につながる助成金なので、予算削減という安易な方法ではなく、不釣り合いな教育機関の審査に人手をさいて教育機関の認定を厳しくしてほしいものではある。
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