江尻　一夫行政書士事務所

プロ行政書士⑪（弁護士ヒエラルキー）
行政書士になって、士業の世界には弁護士を頂点とするヒエラルキーがあることを知った。

殆どの士業は弁護士ヒエラルキーに洗脳されている。私は、一般市民から高い報酬を取っている弁護士、悪徳な弁護士に思いをい
たすとどうしても弁護士に違和感を覚える。もちろん、弁護士が士業ヒエラルキーの頂点にいると思ったことなど一度もない。

弁護士とガチ対決を経験して、弁護士の訴状を疑問もなく受理する裁判所書記官、書記官もおそらく、弁護士ヒエルラキーの信奉者なのだ。弁護士ヒエラルキーが日本の司法を腐らせている元凶なのではないかと最近思うようになった。

たまたま、私は行政書士になったわけで、おそらく、私が弁護士になろうと思えば簡単になれただろう。そもそも、私は弁護士になろうとは思っていなかった。

しかし、現実には、弁護士ヒエラルキーが日本の司法に大きな影響力を持っていることを、下記URL法制審議会戸籍法部会の議事録が雄弁に物語っている。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/adr/dai38/38siryou1.pdf
http://www.moj.go.jp/content/000012299.pdf
議事録を読むと日本の司法が弁護士ヒエラルキーに毒されていることがよくわかる。行政書士がADR代理人に指定されていないのだ！知らないうちに恐るべきことが起こっている。

この「弁護士ヒエラルキー」を打破しなければならないという私の思いは単なる妄想でしかないのだろうか？