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プロ行政書士(優秀な弁護士)

プロ行政書士⑧(優秀な弁護士)
絶対裁判に勝てる弁護士など存在しない。
優秀な弁護士は、これは、社労士の労務問題も同様であるが、「落としどころ」を提案してくれる弁護士だ。

わかりやすく言えば、皮肉な言い方になるが、問題解決を裁判に頼らない弁護士が優秀なのではないかと私は思う。交渉力の高い弁護士が優秀だと言えるのではないか。

さらには、弁護士は弁護士法第1条にあるように、「社会正義」を追求しなければならないが、依頼者にとっては、利益をもたらす弁護士が優秀なのである。つまり、正攻法だけでない弁護士が優秀なのである。

単なる行政書士に過ぎない私が弁護士論でもないが、今回の訴訟を通して弁護士というものに非常に興味を持ったわけである。

今回の訴訟で感じたことは、行政書士にもよるが、行政書士として十分やっていけるのであれば、行政書士は「裁判」ができるということを確信した。事実、行政書士の私が堂々と弁護士と戦い
勝訴した事実はそのことを雄弁に物語っているのではないだろうか?

行政書士は民事法務で民事事件の相談にのれるのであるから、あるていどの交渉力をもつべきだと私は思う。

相談に応じることができるのに交渉できないのは、まさに、「絵に書いた餅」ではないか。

2020/12/26