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弁護士⑦(弁護士の仕事)

弁護士⑦(弁護士の仕事)
弁護士の仕事は社会正義を実現することである。

弁護士法において「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現すること」が使命であると記載されている。
主な仕事に
①民事事件
 助言だけで解決する場合があるが、一般的には、交渉したり、訴訟により問題解決を図る。仕事の大半は事件の証拠集めに費やす。

②刑事事件
 刑事事件を手掛ける弁護士は少ない。弁護士は検察官と異なり
捜査権限が認められていないからである。裁判所が任命した国選弁護人が行うのが一般的だ。ただし、法廷で発言する機会が多いのでやりがいはあるかも知れない。

日本は法治国家なので、事件解決はすべて法律に基づいて行われる。

しかし、法律は六法をはじめとして非常に分量が多く、またその内容もきわめて複雑で、一般人が理解することは困難だ。そこで、法律の専門家弁護士が一般市民のため法律に基づいて社会を監視し社会正義を実現することが必要なのである。

一方、行政書士には社会正義を実現する使命はほとんどない。社会正義の実現という点では、弁護士は尊敬される職業ではある。

行政書士にも「社会正義」を実現するという使命が必要なのでないかと私は思う。この使命が行政書士法に明記されれば、行政書士は事務弁護士として活躍できるのではないか。

2020/11/10