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裁判所から訴状がきた③

裁判所から訴状が送られてきた③
裁判所から送られてきた訴状を見ないで読まないでそのままにしておくととんでもない不利益を被る場合がある。

裁判所から訴状が送られてきたら、とりあえず、答弁書を裁判所に提出すれば問題ないのである。答弁書を第1回期日までに裁判所に提出すれば、被告側が具体的な主張を第2回目以降の期日まで行わない場合がある。

そうなると、第2回目の期日までは具体的な審理(裁判所の取り調べ)が進まないことになります。

また、第2回目以降の期日のことを「続行期日」と言い、1か月に約1回のペースで期日が開かれる。
各期日において双方が互いに、主張書面(準備書面)と証拠となる書面(書証)をあわせて提出する。

民事訴訟は書面を重要視しており、各期日において「主張→反論→再反論→再々反論……」という流れで書面でのやりとりを続けることになる。

そのため、双方の言い分が出揃うまでに、半年から1年程度かかることも珍しくない。
逆に、期日当日は書面の提出のみとなり、たった5分で終わってしまう場合もある。

行政書士は答弁書を代理で書くことはできないが、司法書士はできるのである。私は行政書士なので代理で答弁書を書くことはできないが、被告なので答弁書を書いて裁判所に提出できるのである。

弁護士は嫌いなので司法書士にサポートをしてもらい本人訴訟をするのも面白いかもしれない。

とりあえず、私は答弁書を書いた。

2020/10/30