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終活と行政書士28(介護③(介護認定申請))

終活と行政書士28(介護③(介護認定)
親の介護も広く言えば終活になる。超高齢化社会の日本で誰もが通らなければならない道だ。

介護には、行政のサポートを受けらなければならない。まず最初に、介護認定を受けることが必須だ。

介護認定の流れは次のとおりである。
(1)介護認定の申請
  ①窓口
   ・要介護認定の希望者本人が住んでいる市区町村の窓口
   ・家族が遠方に住んでいるなどの事情で窓口に出向くのが
    難しい場合は、地域包括支援センター、あるいは居宅介
    護支援事業者に申請を代行してもらうこともできる。

  ②申請に必要なもの
   ・印鑑、 介護保険要介護(要支援)認定申請書(webや
    市町村窓口で入手)

   ・介護保険被保険者証

   ・「主治医の意見書

(2)申請から認定までの流れ
   申請から認定されるまでの流れは、次の通りである。

①申請書、介護保険被保険者証などの必要書類を提出
  受理後、介護保険資格者証を受け取ります。提出し
て手元になくなった介護保険被保険者証の代わり。

②訪問調査の日程調整
 1次判定に向けて市区町村から、訪問調査の日程連絡がある。希
 望の日時を決めます。

③1次判定
市区町村の担当者、あるいは委託されたケアマネジャー(介護支援専門員)が訪問による聞き取り調査を行う。市区町村から主治医に対して、意見書の作成も依頼されます。

④2次判定
1次判定の結果、主治医の意見書、その他の必要書類により、介護認定審査会が、要介護認定区分の判定を行う。

⑤認定結果の通知
 申請から30日以内に、認定結果と介護保険被保険者証が郵送
 される。認定の区分は、要支援・要介護の7つの分類のいずれ
 か、もしくは非該当(自立)である。

介護認定を受ける手続きは行政機関のサポートを受ければ、さほど難しくないと思う。問題は介護認定後なのである。

2020/10/23