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終活と行政書士26(介護①(介護保険の知識)

終活と行政書士26(介護①介護保険の知識)

「終活の時代」の日本では、「介護保険の知識」が必要だ。介護福祉制度が充実している日本では介護保険の知識があれば、在宅看護も可能なのだ。

介護保険知識を簡単にまとめると
①介護保険の対象者
 第一号被保険者:65歳以上で、介護や支援の必要がある方

 第二号被保険者:40歳〜64歳までの医療保険に加入している
 方。介護保険法で規定されている老化による病気や特定疾患(リウマチや末期ガン)など16特定疾病で介護や支援が必要な方

②要支援認定

〇対象者
 要支援1 日常生活で困ることは少ないが、要介護状態予防の
       ために支援が必要。

 要支援2 日常生活で困ることがあり支援が必要だが、要介護
       状態には至らず改善できる可能性がある。

③要介護認定

〇対象者
要介護1 日常生活の動作(立ち上がり・歩行など)がやや不
       安定。排泄や入浴など部分的な介助が必要
要介護2   日常生活の動作(立ち上がり・歩行など)が困難。
       排泄や入浴など全面的な介助が必要
要介護3 日常生活の動作が自力で出来ない。全面的な介助が
必要
要介護4 日常生活の動作、生活能力が低下し、全面的な介助
が必要
要介護5 意思の伝達が困難になる。いわゆる寝たきり状態で
全面的な介助が必要

④介護保険の適用

〇介護サービス(『訪問サービス』『通所サービス』『短期入所サービス』)
〇地域密着サービス(2006年に介護憲法法が改正され、新設された介護保険サービス。)
〇介護用品のレンタル
〇住宅の改修費用(介護のための)
〇介護タクシー
だ。住宅型老人ホームや高齢者向け住宅、健康型有料老人ホームは適用にならない。

以上くらいの介護保険に対する知識は最低限必要だ。

2020/10/21