天才行政書VS弁護士第4話
久しぶりの快晴だった。7月下旬なのにまだ梅雨は明けていないない。
快晴に気分がよくなったので、訴訟地の調査を兼ねてバードウォッチングをしようとバードウォッチングの道具を準備してお気に入りのオフロードカーに乗り込んだ。
訴訟地は、野鳥のサンクチュアリだった。市が部落から借り上げて「サンクチュアリ」にしたのだった。
市の借り上げ期間はまもなく終了するはずだった。そんな裏事情もあって、民間の土地開発会社が住宅地造成を目論んだのかも知れなかった。
約10分で鬱蒼としたサンクチュアリに到着。あたりは、神々しいほど緑に溢れていた。既に、サンクチュアリのための立派な舗装道路が整備されている。
通行の邪魔にならないように、オフロードカーを道路傍らに止め用意した双眼鏡でバードウォッチングを始めた。8~10倍の双眼鏡があれば、鳥の姿形や動作をじっくり見ることができる。
双眼鏡で肝心なこととは、ストラップを短めにしておくことである。そうしておくと、すぐ目の前に持っていくことができ、また疲れない。
すぐに、野鳥を双眼鏡で見つけることができた。胸ポケットから野鳥図鑑を取り出した。
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