行政書士と実務②(行政書士は役所の担当者から実務を学ぶ)
行政書士は弁護士や司法書士とは異なって実務研修制度がないため、実務を全く知らないで、いきなり、開業してしまうので、非常に危険である。
行政書士という独占業務がある国家資格を取得すれば、実務を全く知らなくても業務の依頼を受けることができる危険な仕事なのである。
行政書士は雇用がほとんどないので実務を学んでから独立というのが非常に難しい特殊な業界だ。
研修と言えば、行政書士会主催の主として役所の担当者などが講師となるひたすら「手引き」を読むだけの研修である。
「手引き」を読むだけの研修では実務は身につかない。
総務省が発表している許認可の数だけでも1万種類以上、それぞれ法改正があれば知識をアップデートしなければならない。他にも市民法務業務や法人設立周りなど非常に広範囲のため実務を学ぶのが非常に困難だ。
私が参加したことのある研修はレジュメもないものであった。
行政書士会が開催する研修ははずれが多い実務が全く身につかない研修であることを行政書士なら誰でも知っている。
結局、行政書士は、役所の担当者から実務を教えてもらうしかないのである。
江尻 一夫行政書士事務所
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