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行政書士と実務

行政書士と実務
行政書士にとって重要なのは実務だ。
実務を覚える簡単な方法は、とりあえず、よくわからなくても実務をすることだ。
実務は細かなことが意外と重要なのだ。細かいことは実務の手引きには書かれてはいない。実務の手引きを読んで理解したくらいでは実務はできない。
いわゆる実務の暗黙知を知らなければならない。例えば、建設業許可を例に取ると、許可申請手引きを読んでも非常に重要なことは書かれていない。
建設業許可における「経営業務管理者」の要件は、5年間分の確定申告書に建設業の種別が書かれていない場合は、3カ月毎の6年間分(4枚の請求書(3カ月毎)×6年間=24枚)の請求書)が必要であるが、このことは手引きには書かれていない。
許可申請に欠かせない重要なことを知るためには、役所の担当者に教えてもらわなくてはならない。
残念なことだが、許可申請の手引きを理解しても実務はできないのだ。
ということは、よくわからなくても、役所の担当者に教えてもらいながら実務をすることが、実務を覚える一番の近道なのだ。

2020/7/15