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小説 田舎行政書士 BCP策定第11話

小説 田舎行政書士 BCP策定第11話
https://www.youtube.com/watch?v=dX2kVID4anw
午後2時から定例会議。どうやら、金曜日に定例会議があるらしい。
つまり、江尻は、金曜日に必ずに感染症対策センターに出勤しなければならない。
机の上にある会議資料を捲っていると、江尻を見る視線に気が付いた。視線を感じる方向に目をやると、美しい女性と視線が合った。
美しい女性は、江尻と視線が合うとにっこり微笑んだ。江尻は美しい女性に全く心当たりがなかった。江尻は視線をそらした。
「ともすると、BCPは危機管理に際しては忘れられがちですが大変重要であります。行政書士のマンパワーを活用すればよいのではないでしょうか。」江尻は、BCPの重要性について説明した。
「ドクターヘリの手配はどうなっているのでしょうか。」続いて渡辺教授が続いて発言した。
「そうですね。東日本大震災の時、ドクターヘリの手配システムが完全に準備されていれば、助けられた命があった。」会議の参加者から声が上がった。
「長距離をバスでいわき市まで病院の入院患者が移動して、多数の人がなくなりましたね。それに、BCPはワクチン接種際、重要な指標になります。」美しい女性が付け加えた。
会議は30分ほどで終了。
「お久ぶりです。技監。」美しい女性は江尻のところにやって来て挨拶をした。
「失礼ですが、どなた様ですか?」江尻は美しい女性の顔を見た。
「県で医務課長しております。佐藤 玲子です。技監には大変にお世話になりました。」美しい女性は丁寧に江尻に挨拶した。
「佐藤 玲子さん。あ、思い出しました。お美しいので、そんな知り合いたかなと思ったんです。大変失礼しました。」江尻は冗談を言った。

2020/2/5