法律コンビニ!街の法律家として皆様のお役に立ちたい。

行政書士と刑法の基礎27(緊急避難)

行政書士と刑法の基礎27(緊急避難)
 正当防衛と緊急避難の区別であるが、正当対正当の関係であれば緊急避難,正当対不正当の関係であれば正当防衛である。
 さて、正対正の場合緊急避難の要件であるが
 ①現在の危難
  現在に危険が迫っていること。
 ②避難意思
  災難を避けようとする意思
 ③補充性
  ほかに取りうる手段がないこと。
 ④害の均衡
  避けられた害と生じた害を比べて、害が等しいか避けられた
 害の方が大きい場合は害の均衡という。

2022/10/14